緑色の微睡み

睡眠不足です

9月に読んだ漫画

ラーメン発見伝』(1-26)

ラーメンマニアの主人公がラーメン屋として独り立ちするまでの物語。

ラーメンマニアとしての視点を捨てプロとして生きていくことを様々なラーメン屋が抱える問題や芹沢(ラーメンハゲ)との対決から学ぶプロットの構造はよく出来ていると思った。

しかしながら、中盤から終盤にかけてパターン化したようなストーリー展開の中でやや中弛みした印象を受けたが、それは構造的な問題なので仕方がないか。

 

『葬送のフリーレン』(9)

最初のあたりはいつもの勇者ヒンメルの追想回。黄金のマハト編に入ってからは人間と魔族といった設定の根幹に迫るような話なので今後が楽しみ

 

『先生、今月どうですか』(3)

紫が夕立を読んだ過去の追想回とヤクザ回。ヤクザはそんなええもんじゃないやろと思いつつもこの綺麗なお話の中でリアルなクズヤクザが出てきても困るので仕方ない。

先生が小説を書くのをやめたことで紫が見た未来へと大きく事が動いていきそう。

 

『よふかしのうた』(13)

新キャラクターのアザミとススキが出た前巻の続き。ススキによって吸血鬼の秘密がいくつか明かされる。

それからマヒルと星見キクの物語が展開され、コウの母親が登場して終わり。なかなか良い引きなので次巻が楽しみ。

 

からかい上手の高木さん』(11)

高木さんが西片をからかい続けるワンシチュエーションのラブコメ。という印象を10巻まで一気読みして抱いてそれからずっと買っていなかった。

しかし数年ぶりに続きを買って読んでその印象が変わった。まず高木さんと西片のやりとりが可愛いというのはそのままだが「この漫画一気に読んだらダメだわ」と思った。

基本的に高木さんが西片を手玉にとってからかう、というシチュエーションがくりかえされるという印象は拭い去ることはできないが、時間を置いて読んでみたことで、これは高木さんと西片の日常が積み重なっていっていることに気がついた。早送りで彼らの日常を追っても、なにも楽しくないのは考えればすぐに分かるはずだった。

一気に読んで楽しめる漫画もあるが世の中には時間をかけて読む漫画もある。12巻も少し時間を置いて読もうと思う。

 

『魔都精兵のスレイヴ』(1-11)

単純に面白い。質の高いエロと暴力はエンタメの華だということを再認識させられた。

魔都周りの設定を見ると戦闘妖精雪風のフェアリイを連想するが、フォロワーなのだろうか?

続きが楽しみ。

 

『私を食べたいひとでなし』(5)

血を与えたことによる妖怪の設定や動物園のデート(?)回で妖怪の世界観が明かされる。

これまで伏せられていた設定やエピソードが徐々に明かされてきて、物語を畳みにきたのかな?と予想。