緑色の微睡み

睡眠不足です

8月に読んだ本

『かめくん』

かめくんは模造亀(レプリカメ)という人造の亀。

木星で戦争が行われていたり、巨大なザリガニが出てきたり、現代とは地続きのちょっと変わった世界が舞台。

そこでかめくんは働いたり図書館へ行って本を借りて読んだりしている。

読者はかめくんが感じた事を文章を通じて知る。この文章が良い意味で素朴で飾り気がなく、かめくんの人柄ならぬ亀柄を上手く表していて心地よい。なんとなく、かめくんを通じて見た世界が薄明に覆われているような感覚を抱いた。

 

『竜のグリオールに絵を描いた男』