緑色の微睡み

睡眠不足です

2022-01-01から1年間の記事一覧

11月に読んだ本

『詭弁論理学 改版』 最近は論破する人とか声の大きな人が持ち上げられる風潮があるけれど、これを読むと彼らがどのようなテクニックで人を上手く言いくるめているかなんとなく分かった。 こいつ変なこと言ってるなぁと思いつつもどこが変か上手く言えないの…

11月に読んだ漫画

『寄宿学校のジュリエット』(8-16) 対立する二つの国家である「東和」と「ウエスト」が友好のために作った寄宿学校で、二つの国の間を超えて結ばれた男女が交際を隠しながら世界を変えようとするラブコメ。 端的に言うとこの物語に登場する人物は掘り下げの…

11月に観た映画

『恋人はアンバー』 レズビアンのアンバーとゲイのエディが高校卒業までお互いのセクシャリティを隠すために偽装カップルになる物語。 舞台となる1995年のアイルランドでは2年前に同性愛が違法ではなくなったくらいなので、そこの田舎町では現代ほど寛容では…

10月に読んだ漫画

『模型の街』 panpanyaの短編集。 ノスタルジックな表題の模型の街の連作は読んで楽しかった。 ノスタルジーとささやかな奇想が見事に織り交ぜられた作風は他ではあんまり見ることができない稀有なものだと思う。 1番好きなのは停電中に移動式ベッドに乗って…

10月に読んだ本

『信じようと信じまいと』R・L・リプレー 一言で言うとトリビアの泉。信じようと信じまいとは新聞に連載されていたものらしい。 読んでいて面白いものもあれば、あまり興味が湧かず流し読みしてしまったものもある。 しかしながら、自然の驚異と奇妙な人間に…

10月に観た映画

『四畳半タイムマシン・ブルース』 森見登美彦原作の四畳半神話体系と上田誠の戯曲を劇団ヨーロッパ企画において上演された舞台サマータイムマシンブルースを合体させたキメラ映画。原作未読。 サマータイムマシンブルースは映画で昔見た記憶があったがあん…

9月に読んだ本

【小説】 『世界は密室で出来ている』 舞城王太郎 再読。主人公が親友の番場十三と共に成長していく青春小説。不完全な印象を受けるが青春小説として捉えるとそんなもんなのかなぁと思えてしまう。 【その他】 『押井守監督が語る映画で学ぶ現代史』 野田真…

9月に見た映画

『ブレットトレイン』 伊坂幸太郎原作。原作未読。後半の怒涛のような伏線回収は伊坂幸太郎の原作を踏襲しているのだな、と。 音楽のセレクトが良かった。 映画としてみると娯楽作品の域を出ないが、その中でもクオリティが高く楽しめた。 見に行けたのは一…

9月に読んだ漫画

『ラーメン発見伝』(1-26) ラーメンマニアの主人公がラーメン屋として独り立ちするまでの物語。 ラーメンマニアとしての視点を捨てプロとして生きていくことを様々なラーメン屋が抱える問題や芹沢(ラーメンハゲ)との対決から学ぶプロットの構造はよく出来て…