緑色の微睡み

睡眠不足です

3月に読んだ漫画

『呪術廻戦』(22)

呪霊化した禪院直哉と覚醒した真希との死闘を描く。

剣豪と河童が出てきたのは唐突だったけど真希の覚醒回として非常に良かったと思います。

で、堕天とはなんなんですかね。そういう設定出てきてたのか今回が初めてなのか、記憶が不明瞭。

 

『黒猫と魔女の教室』(4)

合宿回後半。

普段やる気のないキャラクターが本来は凄まじい実力を秘めていて、というのはある種のクリシェなのかもしれない。

ただ金田陽介はそこをエモーショナルに描いてしまうため、やっぱり漫画が上手いなと思えてしまう。

 

『裏バイト 逃亡禁止』(9)

危険と隣合わせの裏のバイトをこなす2人だがその周辺の人々にも影響が及ぶ。

似た題材を扱っているためか『裏世界ピクニック』の設定に近似していっているように思える。これは一つの形態への帰着なのかもしれない。

 

『ブルーロック』(23)

vs英国編の最終巻。いかにカイザーを上回るかという構図は凛を上回る際の構図と近いなと思う。

潔のゴールがないため若干消化不良ではあるが、この試合での進歩はものすごく大きい。

 

『よふかしのうた』(15)

修学旅行編。

吸血鬼の設定の根幹に触れるようなやり取りやナズナの母に近い人物が登場する非常に重要なエピソードが多い。

次巻予告の「恋バナしようや」は修学旅行における夜更かしにおいて非常に重要な要素なので楽しみ。

 

『葬送のフリーレン』(10)

黄金のマハト編の続き。

今回がフリーレンで1番面白いかもしれない。

名前の知られていない大魔族の登場や人間と魔族の違いについて設定の根幹に触れられているからそう思えるのかもしれない。

 

『私を喰べたい、ひとでなし』(6)

過去編が中心。肉を分け与えるところで高橋留美子の『人魚の森』を連想した。

そういえば、なんで今まで思い出さなかったんだろう。

 

『平和の国の島崎へ』(2)

物語が進むとさらに平和とは?と思わせる。

劇パト2の後藤と荒川の長い会話シーンを思い出させる。

 

ダーウィン事変』(5)

オメラスと名付けられたチャーリーの兄弟が登場。

名前の元ネタはル・グィンの『オメラスから歩み去る人々』だろう。

確かあの短編小説ではオメラスという素晴らしい都市の裏側では一人の少年が犠牲になっているというものだった。

オメラスで幸せに暮らすか、少年の犠牲を許容せずオメラスから歩み去るか。最後に後者の選択を採る人もいる。そんな話だった。

このオメラスというキャラクターはたった一人で幸せな世界の犠牲になっていることを表しているのだろうか?

なんにせよなんらかのメタファーであることは確かだろう。